リアカウル割れを修正





2017/8/11
以前よりリアカウルが割れているのは知っていたのですが、いつもの如く修理が面倒なので放置状態。
割れた部分がちょっとは広がったかもしれませんが....

でも、カウルの素材であるABSを接着するいい案がないかを日々考えていたのですが、なかなか良いのが無くて!!

そうした時、YouTubeを見ていると、スクーターのカウル修正にあるボンドを使用していたのです。
このボンドは硬化後も弾力性があり、引っ張ったり、曲げたりにも強く完璧でした。

早速、ア〇ゾンにて注文。596円とお安いボンドですが大丈夫なのでしょか?????




割れた部分を強調させるために無理に引っ張って写してます。








ステッカーがあるので、割れの進行が止まったかのように見えます。
この割れた先をドリルで穴を開けると、割れが進行せずに止まるそうです。
聞いた話ですが、私はカウルに穴が開くのが嫌なのでやっていません。理屈は何となくわかるのですが....








修正の方法は、裏側から割れを接着させて、表面は何もしません。
左右から思いっきり押し込んで、少しでも割れ目が目立たなくする程度です。
これが限界ですが、一歩離れるともう解らなくなるレベルですよ!!








裏側もこんな感じで、割れ目の筋だけ見えます。
これでは接着ができないので、








割れ目の部分をV字にカットして、接着剤が接触する部分を稼ぎます。
ずーーーーっと前に、FRP加工をしていた頃に使用していた、高級なリューターを使用して溝を掘ったのですが、 リューターは削るんではなくて、熱で溶けるようになるんです。
溝の周りには溶けたABS樹脂が媚びり付きますが、カッターなどで綺麗に取ればこんな感じに仕上がります。
これでも、板厚の半分程度しか溝は掘れていないのですが、穴が開くとまずいので適度な所で止めておきます。

 






リューターで削った後、割れの幅が広がりました。削ったカスが溝に入ったのでしょうか?
ちょっと想定外の事ですが、どうしようもないのでこのまま先に進みます。








表側よりテープで止めて、ズレないようにしておきます。
裏面よりボンドを流し込むので、テープを張る事で表面にボンドが流れ出る事を防ぎたいと言う、ちょっとした期待もあるんですが。








ここで、ボンドを紹介しましょう!
スリーボンド パンドー ウレタン系接着剤 透明 150g です。値段的には596円なんでホームセンターでも売っていそうなのですが、神戸のホムセン回ってみましたがどこにもありませんでした。
仕方なく、amaz〇nにて注文です。いろいろと箱に書いてあるので、読んでみてください。

 

 

注意 このボンドを使って1年、最悪な結果になりました。使い方が悪いのか、ボンドとカウルの材質が合わないのかは不明ですが 1年後のカウルを見てください。
カウル割れ修正2





透明なボンドで少し柔らかめなので、横に広がりうまくV字の溝に入ってくれません。








でもこれは、ボンドで肉盛りが出来るそうなので、塗る→乾く→塗る→乾くを繰り返して、V字の溝を埋めます。








ボンドがV字の溝に入りましたが、これだけでは強度は弱いはずです。

 






見栄えは悪いですが、裏面ですから。と言う事で、100均で購入したPP板を裏から貼り付けます。
写真はありませんが、カウル側一面にボンドを塗りたくって、PP板にもボンドを塗って乾くまで待って、、、、、、








合体させます。
クランプや強力な洗濯ばさみで密着させて接着するのを待ちます。
一晩、二晩、三晩、と急がないので十分に待ちます。








十分に接着されていますが、PP板の周囲も万全に接着します。
本当は接着剤の量が多いので、べたべた塗りたくっているのですよ!!

 






接着が終わり表面にも接着剤は流れていないので、ここは成功です。








表の傷跡を消せないかとプラモデル用の塗料を傷跡に流し込んで白くできないかと....








キズにだけ塗りたいのですが、どうしても表面にも塗料が付きます。なので、ある程度塗った後に表面に付いた塗料をふき取るのですが、この時キズの中の塗料も一緒に取れてしまうのです。
なかなかうまくできません。

 






表面をいじくって元の色がおかしくなると困るので、これで完成とします。
この程度の傷跡は、旧車の証としておきましょう!!








バイクに取り付けると全く気が付かないですね。
写真では綺麗に映るので、こんな細い傷は全く見えませんね!!
※テールランプの時の写真とダブってるかもしれません。同時進行でしたら。

 





 

 






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